軍艦島の上陸ツアーに行ってみた【やまさ海運】
長崎の軍艦島へ2泊3日の旅行に行ってきました。初めての九州、初めての長崎、20年ぶりの飛行機などの初めて尽くしの私の旅行記を書いてみます。
羽田から長崎へ行く~!
軍艦島と言えば『世界文化遺産』に登録された話題の観光スポットです。その軍艦島に行くためには、まず長崎に行かなければいけません。
長崎には縁もゆかりも無いけれど、奥さんがなぜかとにかく一度行ってみたいそうなので、(長崎というよりは、ハウステンボスだけれど)行くことになったのが今回の旅行です。
まず、長崎には飛行機で行くので、自宅から車で羽田空港に向かいます。
これから乗る飛行機JAL605
搭乗ゲート前の待合席には電源があるんですね。
7時40分発のJAL605便に搭乗。
自宅をでる前に座席を変更して変更して、2人、2人で座れました。
座席から。いよいよ離陸します。
空の上は快晴。
富士山が見えてきました。
上空では富士山を真上から見ることができました。
機内で出たキュウイジュース
JALの機内Wi-Fiに接続すると飛行している現在位置がわかります。
もうすぐ長崎空港に到着します。
長崎空港から長崎駅前へ
長崎空港に到着しましたが、当日は曇り。雨が振らないことを祈るばかり。
空港からは市営バスで長崎駅前へ向かうのですが、飛行機到着後、すぐに出発してしまうので、のんびりしていられません。
バスの切符を買うときに、案内のおじさんが「4人なら回数券で買ったほうが安いよ」と教えてくれたので、4人家族の我が家はそれを購入。
片道900円だけれど回数券2枚で1600円
おじさんありがとう。長崎の人親切!
途中、高速道路に乗りながら、長崎駅に到着。時間は11時くらいです。
長崎駅から各所へ向かうバスの運賃
午後の軍艦島のツアーに申込んでいるので、早めのランチを食べることにしました。
ネットで調べてみたのですが、長崎駅前には飲食店が少なく、家族で入れるようなお店もありません。
だから、駅ビルのアミュプラザ長崎のレストラン街で食べることにしました。
入ったのは「広東・台湾料理 皇上皇」。当然、長崎ちゃんぽんを頂きました。
本場、長崎の長崎ちゃんぽんはすごく美味しかったです。
路面電車で長崎駅前~大波止駅まで
食べ終わったら、軍艦島のツアーがでる長崎港ターミナルビルに向かいます。
2つ目の駅なのですぐに到着。
路面電車に乗るの久しぶり。子供の頃に広島に観光で行ったときに乗った依頼だから、35年ぶりくらいです。
乗ったのはいいけれど、料金の払い方がわからず(後払い)、乗っている地元の人に聞いてみましたが、親切に教えて頂きました。(2駅しかないから焦ったんです)
長崎の人は皆さん親切ですね。
長崎港ターミナル
大波止駅から歩いてすぐに長崎港ターミナルに着きました。
天気は持ち直してきています。海も久しぶりに来ました。
軍艦島ツアーにはやまさ海運株式会社の軍艦島上陸・周遊コースに事前に申込んでいたので、当日、誓約書にサインして(悪天候で上陸できなくても・・・。とか、軍艦島の物を持ち出さない・・・。とか)料金を支払いました。
4人で15,000円程。やまさ海運のサイトの値段表を載せておきます。
いよいよ船に乗り込みます。マルページャ号が軍艦島ツアーでは初上陸した船だそうです。ワクワク感が高まってきますね。
軍艦島ツアー観光は最高!
マルページャ号に乗船していよいよ出発です。
が、しかし、ここで雲行きが怪しくなり、雨がぽつぽつ降りだしてきました!!悪天候だと上陸できないので、天候の回復を祈るばかり。(上陸できないときはツアー料金が少し返金されます。)
長崎港を出発してすぐ右手側に三菱重工業長崎造船所が見えてきますが、造船所の大きさにびっくり!その昔、1857年に日本初の艦船修理工場として誕生した流れを受け継いでいるそうです。
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それに海上自衛隊の自衛艦も停泊していました。その迫力にもびっくりです。
船の上からでも明治産業革命の観光ができるんですね。
と、そんなことを思っていると、先程から降り出した雨が大雨になってきました。風も強風になってきて、最悪・・・。これは現地まで行って引き返しだな・・・と上陸をあきらめました。
その後、どんどん船は進んで行きます。軍艦島近くに来たら、なんということでしょ~。雨雲が無くなりピーカンになったんです。
雲一つなく太陽が降り注いできて、一気に気温が上がってきましたし、船上から水平線も見れました~。
なんて気持ちいいんでしょ~!バカンスはやっぱりこうでなくちゃね。
いよいよ軍艦島に上陸
ピーカンになったから軍艦島に上陸することができました。ガイドの人が「午前中は上陸できなかった。」と言っていたので、本当に運が良かったです。
軍艦島は世界遺産に登録されたし、建物の老朽化も激しいため、観光で上陸できる範囲は限られています。以前、テレビで爆笑問題が上陸している番組を見たことがあり、いろいろな場所を見ていましたが、一般人の観光では島の中のほうまでいけません。
上陸してすぐに第一見学ポイントがあり、ボランティアの人が説明してくれます。
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ここでは、海底の地中から掘り出してきた炭鉱を運ぶためのベルトコンベアを設置してあった橋脚を見ることができますし、建物がある崖の方に当時のままの電柱を見ることができます。
当時の木の電柱がそのまま残っています。
小さな島なんですが、高低差がすごくあるんですね。そのくらい高い場所がないと、台風のときの荒波を避けて生活することができなかったそうです。
次の第2見学場所に向かいます。
ここでは当時、坑道に入る入口だった階段と、仕事が終わって坑道から出てきた坑夫が入るお風呂の建物を観ることができます。
この角度だと坑道への入り口に向かう階段が見えます。
各見学場所ではボランティアの人が説明してくれます。
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第3見学場所に向かいます。
仕上げ工場?の廃墟だと思います。
別角度から。
こんなにピーカンでした。
第3見学場所からは、「30号棟アパート」を見ることができます。この30号棟アパートは、1916年(大正5年)に建てられた日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパートです。
鉱員社宅として建てられ、内庭には吹き抜けの廊下と階段があり、地下に売店がありました。
左隣の31号棟も鉱員社宅で、地下に共同翌湯、1階に郵便局、理髪店がありました。
鷹が飛んでいました。
軍艦島のプール跡。1958年(昭和33)に完成。
25mプールと幼児用プールがあり、海水を使用していたそうです。
陸側の周りの景色です。
見学が終わり、船に乗り込み帰路につきます。
帰りは、グルッと1週して、上陸できない島の裏側を見ることができます。
灯台って目立ちますね。
最後に上陸証明書を頂きました。